公園池のカワセミバトル（Ⅰ）

若鳥が成長すると冬に向かって優良なテリトリーを確保しようとする本能が騒ぎ出すのか、公園池では今まで共存していたカワセミ達のバトルが勃発しています。

撮影日：２０１２年１０月１６日
撮影機材： SONY α57 + BORG 71 FL

今の季節は樹木の枝葉が生い茂り、その中にじっとしているカワセミを見つけることは至難の技です。
しかし飛び回るカワセミが止まるところを見たり、鳴き声がする場所を突き止めることでカワセミの居場所を見つけることができます。

樹木の繁みからチリチリと鳴くカワセミの声が聞こえてきました。
そっと近づくと１羽のカワセミがこちらを向いて羽を大きく広げています。

かなり興奮しているようで羽を広げて威嚇しています。
すぐ近くにバトルの相手がいるようです。
暗くてSS 1/250　カワセミが激しく頭を振るので止まりません。

くるりと振り向き威嚇を続けています。
相手はどこにいるのでしょうね？

背筋をピンと伸ばして嘴を天に向け、モアイ像のような威嚇のポーズです。

モアイのポーズから一転、深々と身体を折り曲げて威嚇を続けます。

向かって右側にバトルの相手がいたようです。
飛び立ったライバルに向かって羽を大きく広げて見せます。

相手の挑発行為に興奮もピークです。

また相手が目の前を飛び、すぐ近くの枝にやって来ました。
ライバルの威嚇も相当なものですね。

２羽とも興奮状態で嘴を開き、モアイのポーズで睨み合いです。

やや落ち着きを取り戻したようですね。

こうやって延々と時には何時間も睨み合いは続きます。

コメント 6

カワセミのバトルの様子、素晴らしいですね。
羽を広げた威嚇のポーズと言うのは見た事が有りませんでした。

by まっちゃん (2012-10-19 08:42) 

>まっちゃんさん
この季節はあちらこちらでバトルが勃発しているようですね。
普通は睨み合いが延々と続いて、どちらかがその場所を離れれば勝敗が決するようですが、それはそのバトルに限ったことであり、そのすぐ後に再度リベンジ・・・ということも多いようです。
そのテリトリーをどちらが支配するかの決定打は、いったいどのようなものなのでしょうね。
非常に興味深いですね。
by kingfisher (2012-10-19 10:05) 

逆光でお腹がオレンジ色で羽が透けたカワセミ綺麗ですね。
こんなにはｋっきりとした1枚目。2枚目のシーンは嫉妬します。
見たそのままが仕上がりになると言うのはこういう画像では
凄く有効ですね。と言う事は連写中もブラックアウトは無いんですか。
K-5では連写して見える画像はミラーが下がって撮像素子には
投射されていないシーンを見ているんです。

今日K-5IISが発売されるようで解像度と高感度ノーイズがどのようなのか
中川Blog注目したいと思っています。
良かったら繋ぎに購入しようかと悩んでいます。

by scarlet (2012-10-19 12:42) 

あそこの環境を知っているだけに、この一連の写真は
見事です。なにが見事なのかと言うと、このシーンを撮れる
ポイントは他にないということで、この場所を見つけることが
出来たことがとにかく見事に勝利されたと言えるでしょう。
ここをご存知ない方には多分理解できないでしょうね。

by J.J (2012-10-19 22:24) 

>scarletさん
ブラックアウトを感じたことはないですよ。
私もK-5ⅡSには注目しています。
高解像、高感度が現行のK-5とどのように違うのか、興味津々です。
by kingfisher (2012-10-20 12:43) 

>J.Jさん
評価いただきありがとうございます。
複雑な枝被りの状況で、できるだけカワセミの全身が抜けるポイントを見つけるのは３Ｄの作業なので本当に苦労します。
そんな苦労を評価いただけると有難いですね！
by kingfisher (2012-10-20 12:46)