大鷲 飛翔 [大鷲]
滋賀県長浜市湖北町に北の国から遠路はるばる大鷲が飛来してきました。
夏季にロシア東部で繁殖し、冬季になると越冬のために朝鮮半島や北海道・日本の北部にやってくる鳥ですが、この大鷲(雌)は琵琶湖畔の湖北町が気に入って今年で14年目の飛来になるとのことです。
国の天然記念物であり日本最大の鳥である大鷲(雌)は、全長102cm・体重7-10㎏・翼開長220-250cmの堂々たる体躯の持ち主です。
自宅から日帰りできるところに日本最大の鳥 大鷲 が越冬している!
是非この目で見て撮影したいという思いで出かけました。
撮影日:2012年12月16日
撮影機材: Nikon D300s + AF-S 300mmF4.0
(写真をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。)
朝9時前に現地に到着すると既に大砲レンズの放列が山の中腹に向けられていましたが大鷲の姿は見えません。
今日はトマリモノ用にα57直焦点の101EDⅡ、 頭上の飛翔用にD300sと300mmF4.0のAFセットを準備しました。
晴れ間が見えるものの、北からの強風が絶え間なく吹きつける厳しい気象条件です。
強風を避けるため山の中腹の塒に篭っているようだとか、まず塒から出て赤松の枝にとまり周りの状況を見極めてから飛び立つよ等々、地元の方の話を聞きながら待つこと1時間30分。
「出た!」との叫び声と同時に上空を見ると、頭上を鳥の影が通過して行きます。
「速い!」
一気に緊張感が走ります。
Nikonを鷲掴みにして取り敢えずシャッターを押したのが次の写真です。
塒からいきなり琵琶湖に向かって飛び出したようです。
心の準備もカメラを構える余裕もありません。
肉眼で見ても大鷲か他の猛禽類なのかの区別もつかないまま、想像以上に高速で通過して行く鳥をファインダーに捕らえてシャッターを押しました。
撮影中はとても余裕がありませんでしたが、画面を確認すると嘴の黄色と白い尾羽を確認することができます。
塒から枝とまりの手順を省略した飛び出しだったためにベテランの方も虚を突かれたようで、三脚に据えた大砲では山に向けたカメラを真逆に振る作業が間に合わなかったようです。
約1.5km離れた琵琶湖にあっという間に到達したようです。
建物などの障害物があるので大鷲の姿を確認することはできませんが、異様な数の水鳥たちが空中に舞い上がる様子を遠目に見ると、大鷲の強烈な存在を感じることができました。
湖岸にある野鳥センターからの情報を携帯で受けて地元の方が逐次情報を教えてくれました。
野鳥か魚かはわかりませんが何かを捕らえて湖岸付近で食べているとのことです。
北風が強く、大鷲といえどもかなり風に流されるから帰りのルートは風上から来るのでは・・・というのが地元の方の読みでした。
野鳥センターから湖岸を離れ山に向かったとの情報が入りました。
姿を見せるまでの間、またまた現場は何とも言えない緊張感に包まれました。
どれ位の速さでくるのか、風上か風下か・・・
ワクワクするようなドキドキするような・・・
この緊張感はやはり 大鷲 只者ではありません。
圧倒的な存在感です。
何分くらい過ぎたのか、「来た!」の叫び声とともに黒い点があっという間に大きくなって来ました。
風下からのアプローチです。
みんな「しまった!」・・・我々の位置から風下は太陽との関係では真逆光になります。
でもそんなことは言っていられません。
とにかくファインダー内に収めて連写あるのみです。
300mmなので全てクロップしています。
少し引き気味で見るとこんな感じです。
山の中腹に向かいます。
羽ばたきが少なくなり、滑空状態になりました。
行き先を見極めているようです。
少し引いてみます。
周りの環境はこんな感じです。
アプローチの速度、高度の微調整を繰り返しながら目的の枝に近づいて行きます。
目的の枝に着地真近です。
撮影中は極度の興奮状態で、とても冷静な判断はできなかったように思います。
大鷲 を見るのも初めてなら勿論撮影するのも初めての経験です。
いきなり飛び立たれて慌てふためいたと言うのが実感です。
この後、大鷲は強風を避けるため別の場所に移動しました。
そこでのトマリモノはBorgにて撮影しました。
写真の整理がつき次第アップします。
夏季にロシア東部で繁殖し、冬季になると越冬のために朝鮮半島や北海道・日本の北部にやってくる鳥ですが、この大鷲(雌)は琵琶湖畔の湖北町が気に入って今年で14年目の飛来になるとのことです。
国の天然記念物であり日本最大の鳥である大鷲(雌)は、全長102cm・体重7-10㎏・翼開長220-250cmの堂々たる体躯の持ち主です。
自宅から日帰りできるところに日本最大の鳥 大鷲 が越冬している!
是非この目で見て撮影したいという思いで出かけました。
撮影日:2012年12月16日
撮影機材: Nikon D300s + AF-S 300mmF4.0
(写真をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。)
朝9時前に現地に到着すると既に大砲レンズの放列が山の中腹に向けられていましたが大鷲の姿は見えません。
今日はトマリモノ用にα57直焦点の101EDⅡ、 頭上の飛翔用にD300sと300mmF4.0のAFセットを準備しました。
晴れ間が見えるものの、北からの強風が絶え間なく吹きつける厳しい気象条件です。
強風を避けるため山の中腹の塒に篭っているようだとか、まず塒から出て赤松の枝にとまり周りの状況を見極めてから飛び立つよ等々、地元の方の話を聞きながら待つこと1時間30分。
「出た!」との叫び声と同時に上空を見ると、頭上を鳥の影が通過して行きます。
「速い!」
一気に緊張感が走ります。
Nikonを鷲掴みにして取り敢えずシャッターを押したのが次の写真です。
塒からいきなり琵琶湖に向かって飛び出したようです。
心の準備もカメラを構える余裕もありません。
肉眼で見ても大鷲か他の猛禽類なのかの区別もつかないまま、想像以上に高速で通過して行く鳥をファインダーに捕らえてシャッターを押しました。
撮影中はとても余裕がありませんでしたが、画面を確認すると嘴の黄色と白い尾羽を確認することができます。
塒から枝とまりの手順を省略した飛び出しだったためにベテランの方も虚を突かれたようで、三脚に据えた大砲では山に向けたカメラを真逆に振る作業が間に合わなかったようです。
約1.5km離れた琵琶湖にあっという間に到達したようです。
建物などの障害物があるので大鷲の姿を確認することはできませんが、異様な数の水鳥たちが空中に舞い上がる様子を遠目に見ると、大鷲の強烈な存在を感じることができました。
湖岸にある野鳥センターからの情報を携帯で受けて地元の方が逐次情報を教えてくれました。
野鳥か魚かはわかりませんが何かを捕らえて湖岸付近で食べているとのことです。
北風が強く、大鷲といえどもかなり風に流されるから帰りのルートは風上から来るのでは・・・というのが地元の方の読みでした。
野鳥センターから湖岸を離れ山に向かったとの情報が入りました。
姿を見せるまでの間、またまた現場は何とも言えない緊張感に包まれました。
どれ位の速さでくるのか、風上か風下か・・・
ワクワクするようなドキドキするような・・・
この緊張感はやはり 大鷲 只者ではありません。
圧倒的な存在感です。
何分くらい過ぎたのか、「来た!」の叫び声とともに黒い点があっという間に大きくなって来ました。
風下からのアプローチです。
みんな「しまった!」・・・我々の位置から風下は太陽との関係では真逆光になります。
でもそんなことは言っていられません。
とにかくファインダー内に収めて連写あるのみです。
300mmなので全てクロップしています。
少し引き気味で見るとこんな感じです。
山の中腹に向かいます。
羽ばたきが少なくなり、滑空状態になりました。
行き先を見極めているようです。
少し引いてみます。
周りの環境はこんな感じです。
アプローチの速度、高度の微調整を繰り返しながら目的の枝に近づいて行きます。
目的の枝に着地真近です。
撮影中は極度の興奮状態で、とても冷静な判断はできなかったように思います。
大鷲 を見るのも初めてなら勿論撮影するのも初めての経験です。
いきなり飛び立たれて慌てふためいたと言うのが実感です。
この後、大鷲は強風を避けるため別の場所に移動しました。
そこでのトマリモノはBorgにて撮影しました。
写真の整理がつき次第アップします。
遂にオオタカ登場ですね。素晴らしいですね。
こんな野鳥が撮影出来るなんて格好良いですね。
遂に328が登場ですね。明るいレンズは朝夕の
暗い時間に威力を発揮しますね。
次のBORGで撮影した写真も楽しみにしています。
by scarlet (2012-12-18 09:53)
>scarletさん
いつもコメントありがとうございます。
2点だけ訂正させてくださいね。
オオタカではなくてオオワシです。
それからレンズは328ではなくサンヨンです。
初めてのオオワシ撮影だったので見た目の大きさや飛ぶ速さが想定と違い戸惑いました。
初回ということもあり飛翔については手持ちで上空を振り回すことができるサンヨンにして正解だったと思います。
再度訪れるのであれば、撮影条件は確認できましたのでBORG71FLもしくは77EDⅡをPentaxかNikonで半AF化して手持ち撮影するのも面白いなと思っています。
トマリモノはもう少し大きく写っていますのでわかり易いと思います。
できるだけ早くアップしますね。
by kingfisher (2012-12-18 13:00)
会えてよかったですね、わたしも初めて見させていただきました。
実際は想像以上に大きいのでしょうね。
この後撮られた止まり物での距離はどのくらいなのですか。
また、アップ楽しみにしてます。
by J.J (2012-12-18 19:21)
>J.Jさん
大鷲だけを見ているとそんなに大きさを感じませんが、他の鳥と比較すると大きいですね。
大鷲が北に帰る2月までに機会があれば是非ご一緒しましょう。
by kingfisher (2012-12-18 19:55)